福島県金山町玉梨温泉恵比寿屋と野尻川の鮎釣り
午前11:30頃自宅から車に乗り込み出発する。
福島県金山町の玉梨温泉(恵比寿屋秘湯の宿)
に二泊三日で宿泊。
こう言って良いのなら外観から想像出来ないくらい部屋は綺麗で居心地が良かった。
部屋は和洋室で六畳+7畳半
手前にはローテーブル。
窓の外には野尻川と山々が見える。
窓を閉めていても川の音はかなり聞こえ自然を身近に感じられる。
温泉のご紹介
八町温泉VS玉梨温泉
八町温泉源泉掛け流し貸切風呂「月と太陽」
温泉成分は含二酸化炭素、ナトリウム、硫酸塩温泉、塩化物炭酸水素塩泉
貸切風呂の温泉はあつ湯とぬる湯があり、ぬる湯の炭酸泉の気泡は肌の上に細かく付着し空気にふれるとひんやりとする。
リフレッシュできる気持ち良さをあじわえる。枕が付いてるので眠ってしまいそうなほど心地よくリラックスできた。
あつ湯は鉄分の香り強めで温度も43〜44度。温泉もぬる湯が好きなのであつ湯に入る機会はほとんどなく朝目覚めるために気合い入れて入るくらい。しかしこちらのあつ湯はぬる湯好きも入れる泉質と何かで読んだため入ってみると不思議なのだが爪とかピリピリせず肌にも優しい。なめらかだし温泉の効能が身体の隅々までいきわたる感じでいつまでも浸かっていたくなるほどだった。
奥の四角い方がぬる湯。
手前は六角形はあつ湯。
内湯と半露天風呂源泉成分は
ナトリウム、炭酸水素塩、塩化物、硫酸塩泉
女湯の内湯玉梨温泉も源泉掛け流しあつ湯の炭酸泉だが貸切半露天風呂の八町温泉の泉質の方が肌や身体の芯までガツンと効く感じがして気持ちよかった。
女湯の半露天風呂も玉梨温泉源泉掛け流し。
ドアを開けるとすぐに湯船でこじんまりとした半露天風呂でぬる湯。柱があるため圧迫感があり少し残念な景観。
ぬる湯も八町温泉の方が私にはジンワリと効く。
窓の外にはゆったりと野尻川が流れる。
男湯の玉梨温泉内湯も源泉掛け流し。
男湯の玉梨温泉半露天風呂もドアを開けたらすぐ湯船だがこちらも源泉掛け流し。
窓の外には清流が流れる。
廊下に砂と石のオブジェ
夕飯一日目
坂下産馬刺しは柔らかく美味しかった。
シャルドネの白ワインがさっぱりした辛口で和食にも合い美味しく頂けた。
変わったところで味噌味の鯨のスイトン汁。鯨の臭みはまったくなく野菜の甘みで優しい味だった。
朝食2日目
朝食には温泉で炊いたお粥が出され暖かく消化も良く美味しく頂けた。
1日目鮎釣り福島県野尻川上流
昨晩雨が降ったためお目当ての野尻川下流はあいにくコーヒー色に濁ってしまった。釣りになるらしいが足元の見えないのはこの川を初めて訪れた私達には危険なので野尻川上流へ車を走らせる。
濁りはほとんどなく釣りが楽しめそうだった。
釣り人は2人ほどしかいない。
竿を瀬肩や瀬、瀬尻に出すがなかなか渋い。
ジャネットもトロ場や段々瀬に竿を出すがまだ1尾しか釣れない。
2人でお昼を食べながら談笑していると上の道路にいる地元のおじさんがこちらを見て何か言おうかと思案しているように見える。
ジャネットは地元の人だから釣れそうな場所聞いてくるわね。と川からコンクリートの壁をすーとよじ登りすぐに上まで行き骨張った顔の晴れやかに微笑んでいる彼と話をしている。竿を出してる私に「良かったら連れる場所を案内してくださるそうだから上に来て」とジャネットはウィンクして微笑む。 材木を車で運んでいる最中だったようでTーシャツを肩までまくり作業パンツを履き骨張った顔の彼は晴れやかに微笑んでいた。
上から見ていてあまりにも釣れない私たちに同情したのだろうか?
食後の散歩ねとジャネット。気が合うようで骨張った顔の彼はジャネットと同じく多弁だった。2人の後ろからぷらぷらついて行くと葦のはえた場所にたどり着いた。
「このあたりに竿をだすのだが鮎にばれないようにあの石にのっかって泳がせ釣りしてごらんなさい。」と立ち位置の大切さと引き抜く場所までもアドバイスを頂く。
この川を知り尽くしていて毛ばりを自分で作り鮎を釣ってしまうほどの名人だった。
「泳がせでないと釣れないよ。この川は難しいんだ。ひきづりでは3尾がせいぜいだよ。」と骨張った顔の彼。
丁重にお礼を述べ私たちは釣り場へ戻る。
骨張った顔の彼のイチ押しの場所に竿を出してみた。立ち位置も言われた通りの場所に立ってみた。そこの立ち位置は普段意識しないような場所だった。
立て続けに2尾かかる。
雷が鳴り響く。
また1尾かかる。
雷が鳴る。
また1尾かかる。
雷がとどろく。
そのあと少し上で1尾かけた。
雷がなる
またかかる。
ざーと雨が降り出した。
「連れているからレインジャケットを取りに行くわ」と近くのジャネットに伝え車に向かう。と電話がなる。ジャネットからだ。「やっぱりもう終わりにしない?」と彼女。また曳舟まで戻ると雨は小雨になった。
もう少し釣りをする事にした。
私は先程釣った鮎を囮にし釣りをはじめたがしばらくすると猛烈な雨が降ってきたため竿納めとした。
橋の下で小降りになったのを見計らって2人で車へ戻る。
車の前に骨張った顔の彼が車に乗ってあらわれた。車から降りると釣れた?と柔和に微笑みかけてきた。私達はおかげさまで6尾釣れたとお礼を丁重にのべた。
骨張った顔の彼は「良かったね。でも雷なったら竿畳んで上がらないとだめだよ。遠くで鳴っていてもすぐ近くに来るからね。」と柔和に微笑みながら言う。
私達は丁重にお礼をお伝えし骨張った顔の彼とはお別れした。空を見上げると虹が出ていた。
世界広しと言えどもおそらくここほど美しい虹やここほど平和な里はないだろう。と思った。
夕食2日目
朝食3日目
あつあつ温泉粥と一緒に頂きます。
鮎釣り2日目
昨日の雨で野尻川下流はコーヒー色。しかも河川工事の人が土嚢袋の回収に来ていた。河川工事の人達は5人ほどで河川を見ていた。私達のそばに一人長身の河川工事の方が来て「土嚢袋の回収のため河川に入るので釣りの邪魔になるかもしれませんがすみません」と申し訳なさそうに言われた。コーヒー色の中で釣っている人は6人ほどいて皆移動するときは大きな石に手をそえながら移動している。下が見えないから私達には抵抗がありやむなく移動する事にした。
1時間の移動で会津大川に到着。
石の並び良し石の色良しの段々瀬では釣れない。
釣り荒れてる。
かなり移動して瀬に竿を入れる。しばらくして
竿先が沈み目印がとび引きを楽しみ鮎を抜く。
サイズは18㎝から19㎝
その後も1メーター下流でかかる。
ここの鮎はかなり引きを楽しめたが2尾で終了。鮎釣り上手なジャネットも3尾。(21㎝あり)
渋すぎる会津大川。
あっと言う間の3時間だった。
結び
玉梨温泉恵比寿屋
接客はあまり期待出来なかった。家族のみ(3人くらい)で営業されているため忙しそうで気を使ってしまう。
和洋室の部屋にはトイレ、洗面台付きで綺麗で居心地も良かった。
部屋からの眺めは山の緑や野尻川が見えて安らかだった。
食事の味付けは全体的にしょっぱい。あくまでも個人的意見てすが。
源泉掛け流し貸切風呂八町温泉の「月と太陽」は宿泊客は無料で入れる。八町温泉は共同浴場のみでの利用だったが、平成30年1月より正式に恵比寿屋への引湯が許可された。(河川の状況によりこれまでのお湯が出なくなったため。)との事。〔ホームページより引用〕
八町温泉の泉質は玉梨温泉よりも私には合った。血行が良くなるので首や身体も軽くなるとともに虫刺されによる傷あともかなり目立たなくなった。お肌もしっとりすべすべになりボディークリームは必要なかった。
温泉成分は含二酸化炭素、ナトリウム、硫酸塩温泉、塩化物炭酸水素塩泉。
さすがは炭酸温泉の横綱、八町温泉だと思った。また八町温泉には浸かりたいと思っている。