岐阜県の宮川で鮎釣りと富山のゆーとりあ越中
鮎釣り
2018年岐阜県宮川の鮎のサイズがかなり良いとの一報を受けて向かった。
昨年は宮川の鮎が小さかったので宮川で釣った多くの人が翌日は富山の神通川に移動した。
昨年の神通川は遡上鮎の量が多く型もまあまあだった。
宮川の今年はどんな良い型なのか?
解禁日初日の夕方にウエダーを着たまま全身黒づくめで椅子に座りビールを飲んでいる男性数人に聞いてみた。
全身黒づくめの男性は和かな話し方で昨年もこの場所で話した記憶がよみがえってきた。
「解禁日は20㎝21㎝ほどのサイズが何匹か釣れた。2つめの瀬肩〜〇〇橋までが良かったよ。」と黒づくめの男性は言った。御満悦の様子でビールをゆっくり飲んでいた。
「お疲れ様です。」奥様がなごやかに笑顔をむけ慣れた手つきで缶詰のつまみなどテーブルにあふれんばがりに並べながら 自身の手に持っていた日本酒と梅酒のブレンド酒をビールを飲んでる御主人のお友達に尋ねられて詳しく説明していた。
「そのポイントに入って釣れるのは4番、5番の可愛い鮎かしら」と私は言う。奥さんは「この人大きいの全部釣っちゃたからね。」と御主人を指差して豪快に笑う。御主人は嬉しそうにビールを飲み干す。なごやかに別れの挨拶はかわされる。パワフルで仲睦まじい御夫婦だった。
明日に備えてざっくり川の下見をした。
富山のユートリア越中に今日から二泊三日。
正面ファザード。
ロビーからは昨年と変わらず芝生が美しい中庭が見える。
、
部屋は6畳と広緑付き和室。
窓の外には緑の山々が見え庭の木々には光があたり緑の輝くグラデーションだった。
内湯、露天ともに源泉を引いてるが資源を大切にするため掛け流しではなく循環ろ過式との事。
内湯も露天もナトリウム塩化物泉だが内湯は露天よりカルシウム、シュウ酸、炭酸水素が多く
露天よりかなり熱めの加水した源泉らしい。(源泉温度が高いため加水している。)
露天は内湯よりもナトリウムが多めの42”度の源泉。循環ろ過と加温はしているが露天は内湯と違い源泉に加水はしていない源泉温泉らしい。
陶器の風呂は循環ろ過式だが源泉が流れてい温度もちょうど良く気持ち良く温まった。
夕飯は個室タイプで掘りごたつ式の和室。
一日目夕飯の御案内。
お造里の白海老、脂ののった鮪
富山の甘めな濃い醤油も良く合う。
車鯛の昆布〆もさっぱりして今日みたいな暑い日には優しい料理に感じる。
ハイボールはいきなり濃いめのダブルで飲みごたえがあった。
鮎は宮川でとれた天然。小ぶりだが皮も身も柔らかく風味が良い。
枝豆釜飯が珍しい。優しいだしの香り。
デザートはグレープフルーツ。
廊下の可愛い飾り物。
ついに解禁翌日の釣りが始まる。
朝日がオレンジ色の光を山々や緑の木々に放つ。
2日目朝食、
宮川下流鮎釣り一日目
昨年釣れた場所に竿を出してみたがかからない。背びれの切れた皮が硬い弱った鮎がかかる。嫌な予感。この後大石の入った落ち込みの手前に流したら根掛かりした。
深いとわかりそれを取りに行ってしまった。
道糸はやはり切れてしまう。Uターンができない。正面でまともに水圧を受けてしまい下に流されたこんな時に自分の事よりも竿先を心配した。折れたら釣りができなくなる。
私は下流に少し流されながらも右岸で釣っているジャネットは呆然と口を大きく開けて明らかに驚きこちらを見ている。
長い竿は浮き輪代わりになると雑誌で読んだ事があった。必死で足を地面につけて
流れに背を向けて立ち上がった。
川の怖さを知り少し動揺した。左岸で深呼吸をして落ちついた。
ジャネットは心配してすぐに電話をくれた。悪夢を見ているようだったと言われ心配をかけてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいになった。心から謝った。
流れの速い深場には根がかりしても入らないと心に決めた。
瀬尻で釣った。
鮎の型はなかなか良く体高もありの20㎝、21㎝も釣れた。
2日目夕飯
小ぶりハマグリ焼き
白海老御飯。
富山といえば白海老
ステーキ肉はやや硬めで残念。焼き加減がリクエストできれば良かった。
天ぷら。
2日目の朝食は焼き物と三種盛りの内容が違っていてこちらも嬉しい。お粥や納豆はセルフサービス。
食後にはコーヒーや紅茶をロビーで頂ける。こちらもセルフサービス。
宮川鮎釣り二日目
まだ曇りだがこれから雨が降るとの予報。
昨日預かってもらっていた天然鮎を受け取りにおとり屋さんへ向かう。日釣券だけ購入なのでお得だった。
岩場に赤い花が不安定な場所で美しく咲いていた。
瀬尻で三尾釣る。
野鮎がおとりだから釣れるのも速いかもしれない。
深場のトロへ移動。ジャネットはトロ場手前の瀬尻でガンガン釣っていた。
ジャネットの釣った後だからいないかな?と思ったがトロ場の良さそうな石の周りを泳がせてみた。竿先がガツンと沈む。サイズは19㎝ほどだった。雨が降りだしたのでレインジャンバーを着た。サングラスが曇るのでレインジャンバーの高さのある襟を折る。
トロ場でも数尾掛かった。
岩場へ移動して大石のトロ場に入れてみた。
キラキラ二尾がからまる。引き抜くと野鮎はいない。バレてしまった。
おとりと針を交換した。
瀬尻側に落とした。いきなりオトリの動きがキレキレになり上流に上がっていく。竿も少し重い。掛かっていた。あたりは微妙で
わからなかった。野鮎はオトリを釣れて上流へ上がっていく。
寄せながら引き抜く。18㎝ほどなのにパワフルな鮎だった囮にしてしばらく泳がせていると竿先は沈み野鮎がかかるが頭ががりだった
大岩の下の方にかなり大きな鮎が出てきたり引っ込んだりしているのが見えた。だが掛からなかった。雨のため水温低く16度だった。低活性なのであたりがわかりずらかった。掛かってもあまり引かなかった。
本日は4時間8尾でタイムアウト。
温泉につかり疲れをとり高速道路のパーキングで食べた蕎麦。道中は長いのでこのくらいの量が眠くならずにちょうどいい。あっさりしていて美味しかった。
結び
ゆーとりあ越中
お一人様づつ入れる陶器の露天風呂はかなり温まり肌もつやつやした。やはり加水なしの源泉が効いたようだ。
部屋の掃除も ゆきとどいていた。
一泊夕食、朝食付きで9,870円コスパは良いと思った。