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アブシンベル大小神殿

アブ・シンベル大神殿

 

ラムセス二世の4体の巨像。足は美しくないですな。(笑)向かって左から若い頃から老年の顔になっている。

ラムセス二世はあご髭をたくわえいわくいいがたい威厳をそなえ佇んでいた。

ラムセス二世の足元には子供たちと入り口には2体の第1王妃ネフェルタリが迎えていた。

 

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神殿は東向きに作られていて、まず太陽神を崇拝すると考えられていたヒヒの像に日の光があたる。 年二回至聖所に日が差しこみラー、ホルアクティ、ラムセス二世の巨像が照らされる。死の世界から年二回甦らせる意味と日の光が差しこみ太陽神と融合してより強くなる二つの意味があるとの事。

 

アブ・シンベル小神殿

小神殿はラムセス二世の第1王妃ネフェルタリとハトホル女神に捧げられた神殿。7人いた王妃の中でもエジプト史上初で別格の扱いされていた王妃。二体のネフェルタリの像と四体のラムセス二世の像。二体のネフェルタリを支えるようにラムセス2世の像が四体立つ。像の高さは10mほどだ。少し角張ったお顔のネフェルタリは優しく微笑んでいるようにも見え美しかった。

この神殿を王妃ネフェルタリとハトホル女神に捧げると奉納文まである。

しかし王妃ネフェルタリは神殿の完成を見ることなく40歳代でこの世を去った。

 

 

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入り口からハトホル女神の列柱室、前室にはネフェルタリ王妃の載冠式にイシス女神と他女神の壁画。至聖所では牛の形のハトホル女神の顎の下に立つラムセス二世これはハトホル女神に守られている意味を表しているのだそうだ。

 

 

ラムセス2世と王妃ネフェルタリ

 

 エジプト第19王朝第3代目の ラムセス二世はやはり建築王だった。アブシンベル大、小神殿には圧倒された。ネフェルタリとは政略結婚のみでなく愛情によるものもあったとみられる。上エジプト の王妃の中でもっとも重要な妃であった。ネフェルタリは夫ラムセス二世に深く愛されていたとみられ王妃の谷のの中にあっても もっとも壮麗な彼女の王妃墓QV66からもうかがえる。亡くなった妃についてラムセス二世が詠んだ詩はネフェルタリの墓所の玄室内のいくつかの壁画を飾っている。(王妃の谷)

ラムセス二世の詩の一つには( そなたが為太陽の輝く者と呼んだそなたは私の魂まで持って行ってしまった。)と詠まれていた。

  

ネフェルタリはヒッタイトの王妃に心配りある手紙などを送り外交面などを手助けし、決して消極的な大人しい人ではなかったようだ。

 

だがネフェルタリ(上エジプト)の三人の息子は誰一人王位を継ぐことはなかった。

ラムセスの後継者はイシスネフェルトの子だった。(下エジプト)

イシスネフェルトがもっとも重要なラムセスの妃ともみられている。

だが未だにその墓所は明らかでない。